福耳会とは?


福耳会の歴史と役割

福岡県耳鼻咽喉科専門医会(福耳会)は、昭和28年に福岡市の江浦重成先生の呼びかけに応じた福岡県内80余名の耳鼻咽喉科開業医によって設立されましたが、そのルーツは昭和10年頃に発足した親睦を兼ねた情報交換会(当初の参加者は4名)にまで遡ると言われています。

 

会の当初の目的は、県内の耳鼻咽喉科専門医が親睦を図りながら臨床知識を交換し医療レベルの向上に努めること、また黎明期にあった保険診療の適正な運用を図ることにありました。現在は、学校医活動や医療事故防止対策にも積極的に取り組んでいます。

 

全国に先駆けて福岡県で始められた専門医会の活動は次第に拡がり、全国各地で専門医会組織が結成されることとなりました。その後紆余曲折を経て、2020年には全国組織である一般社団法人日本臨床耳鼻咽喉科医会が設立されるに至りました。この臨床医会では多数の福耳会会員が役員、委員として活躍しています。


組 織 (ブロック医会)

令和4年8月1日時点

●福岡地区―五孔会 … 261

 A会員:97名 B会員:164(内:九州大学92名、福岡大学28名)

●筑後地区―筑耳会 … 79名

 A会員:32名 B会員:47名(内:久留米大学33名)

●北九州地区―北九州耳鼻咽喉科医会 … 82名

 A会員:54名 B会員:28名(内:産業医大20名)


総会・理事会・委員会

総会 

年1回4月に開催

事業計画案の承認

役員・委員人事案の承認

予算案・決算・監査報告の承認

理事会 

年4回開催 全国・県単位の問題を処理

総会の開催

各ブロック報告

各委員会報告

事業推進と協議

事業計画の作成

予算案の決定

決算の報告

監査  

保険医療委員会

委員会 3回(地方部会保険医療委員会と合同)

福耳会診療アンケート(10月分診療調査および報告)

保険診療における疑義及び要望に関するアンケート

診療報酬改定の伝達

福耳会保険診療マニュアルの改訂

保険医療講習会の開催

九州ブロック保険医療委員会

日耳鼻保険診療調査

日耳鼻保険医療委員会全国協議会

日耳鼻保険医療委員会ワークショップ・全国会議

日耳鼻診療報酬改定伝達会議

学校保健委員会

委員会 4回(地方部会合同)

13大都市学校保健協議会(政令都市の学校保健協議会)

九州ブロック学校保健学校医大会

全国学校保健学校医大会

日耳鼻学校保健全国代表者会議並びに学校保健研修会

福耳会学校医研修会(認定学校医制度に先駆けた県医師会公認研修会)

福祉医療委員会

新生児聴覚スクリーニング・小児難聴への対応

県内の補聴器相談医制度の維持管理

福祉医療に関連した講習会の開催

日耳鼻福祉医療成人老年委員全国会議

日耳鼻福祉医療乳幼児担当者全国会議

補聴器キーパーソン全国会議

生涯研修学術委員会

年1回会員の新しい知識向上を目的とした講演会の開催(生涯教育セミナー)

委員会年数回

編集委員会

福耳会ニュースの編集発行(年1回)

福耳会ホームページ掲載記事の提出

広報委員会

福耳会ホームページの維持管理

各地区の学会、研修会の紹介

各委員会の会議情報紹介

医事問題委員会

医事問題に関する情報収集と会員への啓蒙

県内で発生した、耳鼻咽喉科関係の医療事故の情報収集

年1回の委員会開催

2年に1回の医事問題に関する講習会開催

日耳鼻医事問題セミナー

選挙管理委員会

2年ごとに行われる福岡県耳鼻咽喉科専門医会会長選挙の管理・運営

審査員推薦委員会

社保・国保 診療者代表を推薦

庶務

総会・理事会の開催、運営

各委員会の開催、運営のサポート

地方部会業務への協力

会員名簿の管理

各情報の会員への伝達、周知

日本耳鼻咽喉科学会ならびに日本臨床耳鼻咽喉科医会からの調査、紹介への対応

県医師会との連携調整


歴代会長

設立当時は会長の名称ではなく委員長

初代会長 江浦 重成 …… 昭和28年度~56年度

  2代 大西 克保 … 昭和57年~59年

  3代 菱山 博文 … 昭和60年

  4代 江浦 睦重 … 昭和61年~平成05年

  5代 平田 和生 … 平成06年09年

  6代 松田 孝一 … 平成10年~13年

  7代 柴田 浩一 … 平成14年~17年

  8代 江浦 重治 … 平成18年~22年 

  9代 福與 和正 … 平成23年~26年

 10代 野上 兼一郎 … 平成27年~30年

 11代 村塚 幸穂 … 令和元年~令和4年度

 12代 末吉 誠一 … 令和05年